28 《 k 》 ページ31
「……落ち着け」
『落ち着いてる』
「落ち着いてない」
『落ち着いてるって言ってんだろ』
俺はうっしーを睨んだ。うっしーは俺を見て、深いため息をつく。
「……ああそう。そんじゃあいいや。
レトルト、ガッチさんはどこで？」
うっしーの問いに、レトさんは言葉を詰まらせた。
…なんだよ、それ。なんですぐ言わねぇんだよ。
「………ガッチさんは、ここで、死んでた」
レトさんはしゃくり上げながらそう言った。
ここ？死体なんてどこにも無いのに？
『……死体なんてねぇじゃんか。
…まさか、レトさんが殺したのか』
「っ、ちがう！！！！！俺はそんなこと、」
『しないなんて言いきれねぇだろ！！！』
「キヨ！！…レトさんは、俺とずっといたんだよ」
俺に声をかけてきたのはフジだった。
フジは俺を真っ直ぐな目で見つめてくる。
「レトさんはやってない。俺とレトさんは、ガッチさんと逸れるまでこの講堂にいたから」
フジは大きな扉を開けた。
部屋の中からロウソクの火が漏れ出して、廊下を薄くオレンジ色で照らし出す。
「………とりあえず、中に入ろうよ。
…キヨ、なんか変だよ」
フジはそれだけ言って、講堂の中に入って行った。
後を追って、うっしー、レトさん、アブさん、…そして
「……キヨ、行こう」
Aが、俺に微笑んだ。
『………ああ』
なんでかそれで心が軽くなって、俺は講堂に向かって歩き出す。
崩壊なんて目に見えていた。
今はただ、ガッチさんの生存をーーーー
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Liy(プロフ) - 餡子猫*秋。さん» うふふふふ…アイスバースですよ！応援してくれるだなんてすごく嬉しい…！多分この作品が完結してからになっちゃうと思いますが、気長に待っていてください！！笑笑 (2017年8月19日 8時) (
レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
餡子猫*秋。(プロフ) - ちょっと作者さん…。アイスバースですって？私、次新しいお話見に行くしかないじゃないですか!!← てことでこっちも応援してるけどその新しいのも応援しにいきます() (2017年8月19日 2時) (レス) id: b18668d941 (このIDを非表示/違反報告)
Liy(プロフ) - ひよさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けてすごく嬉しい…！！頑張ります！ (2017年8月18日 18時) (レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 初コメ失礼します！めっちゃ面白いですね！凄く続きがきになります！更新楽しみにしてます！ (2017年8月18日 5時) (レス) id: ecd9303056 (このIDを非表示/違反報告)
Liy(プロフ) - 秋日狂乱@ 絵 筆さん» うわぁぁぁありがとうございますぅぅぅぅ(うっしー風)笑笑すっごい嬉しいです！！とりあえず私も頑張っていきます() (2017年8月17日 22時) (レス) id: 36c432399e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liy | 作成日時：2017年8月6日 11時
