202話 ページ37
そろそろ部屋を移動しなきゃいけない。
でも、
『(部屋から、出たくない...)』
すると、スマホにメッセージの通知が入った。
『イレイザー先生、？』
相澤話がある。ちょっと部屋から出てこれるか?
『部屋から...』
仕方ない。話があるって、何の話だろう。
御鏡わかりました。
そう返信して、部屋のドアノブに手をかけた。
その時、
ｶﾞﾁｬｯ
『え、っ』
勢い良くドアが、開いた。
「Aちゃんっ！！！」
ｶﾞﾊﾞｯ
『え、、...お、茶子、？』
ドアいきなり開いたと思えば、お茶子が抱き着いてくる。
お茶子だけじゃない。
「よ、良か゛っ゛た゛ぁ゛...(泣)」
「ほんと、無事で良かったぜ...」
号泣してる響香、それに、ほかにも...いや、みんな、居る...？
『なん、で』
私のところに＿＿そう、言おうとした。
「無事で...良かった...っ！」
『ぁ、』
また、心配かけたんだ。
みんなを、爆豪を、危険に晒したのに、
それでも私を心配してくれる。
「先生達に、保護されてるって聞いて...」
あぁ、誰かが聞いちゃったのか、でも、そっか。
「でも、とにかく無事で良か＿＿」
『ごめんなさい』
･
「...え、？」
『ごめん、なさい』
あの日、爆豪が攫われた時、生まれて初めて泣き叫んだ。
それ以来、表情が表に出るより先に、今まで使わなかった涙腺が壊れた。
『ごめん』
「A、泣いて...」
気がつけば、泣いていた。
『ごめん、』
「Aちゃ、ｯ」
『ごめんなさい...ｯ』
あぁ、"あの日"だって、泣かなかったのに。
「...御鏡、話せるか。」
いつの間にみんなの後ろに立って居たイレイザー先生が私に言う。
なんだ、先生がみんなとグルだったのか。
「相澤先生、話すって、何を...」
『私が』
涙を拭いて、お茶子の腕を離す。
『私がどうして、死柄木を知っているか。
死柄木がどうして私を《アルファ》と呼ぶのか、
私がどんな生活を送ってきたか、
私を拾ってくれた"あるヒーロー"のこと、、
そして＿＿』
･
何故、私が、《御鏡A》というのか。
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りり - ご返信ありがとうございます！個人的には爆豪くん落ち希望でs((( 御鏡ちゃんのキャラが好きすぎてもう推しですこれからも応援しています！ (2021年8月12日 0時) (
レス) id: bd94d68134 (このIDを非表示/違反報告)
蒼花(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！大体は決まってます...！！(たぶん)← (2021年8月11日 19時) (レス) id: 263132d663 (このIDを非表示/違反報告)
りり - コメント失礼します！この作品がとても好きで定期的に読み返しています！オチは決まっていたりするのでしょうか……！？ (2021年8月11日 2時) (レス) id: bd94d68134 (このIDを非表示/違反報告)
蒼花(プロフ) - 雪見だいふくさん» 返信大変遅くなりました...！;;コメントありがとうございます！亀よりも遅い更新ですが頑張ります！ (2021年7月25日 15時) (レス) id: 263132d663 (このIDを非表示/違反報告)
雪見だいふく(プロフ) - こんなに泣いたのは久しぶりでした‥！ (2021年7月13日 23時) (レス) id: ecad38b10f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼花 | 作成日時：2020年9月22日 22時
