第三十二話[叶わない夢] ページ37
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________夢を、見た。
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私に、異能力なんか無くって
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父と母が生きていて...
私は外見は父似で、
母と私は笑った顔と笑い方が似ていた
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今はもう、
心から笑う事は無くなってしまったけど
夢の中の私は幸せそうに笑っていた
そんな幸せな毎日を過ごす_____
そんな、
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もう叶うことも無い夢を見た。
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『........おか、さ、ん...おとう、さ...』
私は一人、静かに泣いた。
何処か、居場所を見つけた敦を
羨ましく思って
何で私は、
こんな異能力を持って生まれてきたんだろう
そう何度も自分を恨んだ
もう17になるまでこのヨコハマで生きてきて
ヨコハマ全体を私の家のように住み回った
本当は誰かに触れて欲しくて
誰かに愛して欲しくて
何度も消えてしまおうかと思っても
異能の所為で消えられないし、
そう簡単に死ねない体になってしまった。
それでもこの世界で、このヨコハマで、
結局生きること止められなかった私は___
この世界で、このヨコハマで、
.
探偵社員として生きてもいいのだろうか
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ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:蒼花 | 作成日時:2019年5月23日 18時