消滅少女は何を想う【文豪ストレイドッグス】 (ページ10)

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第七話［記憶の断片］ページ10

却説...どうする？

「ｸﾞﾙﾙﾙ...」

今にも虎化した敦は私たちを襲いそうだ
生憎私では何も出来ない
こうなったら...

『何か策はある事を期待した方がいい？』

「矢張り君素直じゃないねぇ」

五月蝿い
折角期待してやったのに←

「まぁここは私に任せたまえ」

『はぁ？"任せたまえ"って...』

ﾊﾞｷｨｯ

ｶﾞｼｬﾝｯ

拙い、敦が動き出した

と云うかさっきから防戦一方じゃん...
何が"任せたまえ"だよ

その合間にも
太宰は壁に押しよられてしまっていた
虎がチャンスと言わんばかりに
太宰に襲いかかる

『太宰ｯ!』

私は咄嗟に叫んでしまった
何でこんな奴の心配なんかしなきゃいけない…

「大丈夫だよAちゃん

まぁ獣に喰い殺される最期も中々悪くないが」

そう馬鹿げた事を云って
太宰は右手を上げた

次の瞬間私は確かに見た

「君では私を殺せない」

太宰が虎の異能を無効化する光景に

ｽﾞｷｯ

『.........異能無効化......？』

自分の記憶の断片が重なったのが

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短い(T^T)