神曲！てーきゅー。【テニプリ】 (ページ8)

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皇が自身の能力で宙に五角形を描く。そしてその横に歪な形の五角形を描く。

『これが今の君。そしてその横が私。今の君と私が戦ったら、私の方に勝機があるだろうね』

「…」

『ああそうだ、君の学校って個性的な方々が多いかったわよね。丁度、ステータスがそれぞれ1つづつずば抜けて優れているような…』
『…そうねぇ、意外にヒントは身の回りにあるかも。』

「…？」

『ピンと来ないかしら。ま、今はいいわ。必ずこのヒントが役立つ日が来るはずよ。ヒントが分かったら、あとは君一人で答えに辿り着けるはず、頑張ってね！』
『そんなわけで、私寝るから。おやすみなさい』

「ありがとな、すーちゃん」

『あら、やっとあだ名で読んでくれた。可愛い』

クスクスと笑った皇に、白石はムスッとした表情。この男、表情がコロコロ変わるところが面白い。

『拗ねないで、全て本心で言ってるのよ。ふふ。さ、早く寝ましょ。明日は朝から忙しいから、早く寝た方が良いわ。』

「送ってくで。女の子を1人で歩かせる訳には行かへんねん」

『助かる〜。でもいいの。少しよっていく場所があるから』

「そんならええけど。気ぃつけてな。」

『ふふ。私を誰だと思っているの？そこらの男に負けるような、やわな女じゃないの』

「知ってるで…そう言うことじゃないけど」

『…？それなら良いわ。おやすみなさい。早く寝てね』

「おやすみ」