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皇が会場に来た時、既にシングルスの試合が終わっていた。鳥にボールが当たり、相手のドルギアスが棄権したことにより、日本の勝利となった。
「姉ちゃんや!どこいってたん?わいの試合見て欲しかったわぁ」
『ごめんごめん。ちょっと用事があって。』
「次は絶対みてな!」
『ええ、約束よ』
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翌日、スイス戦。ダブルスは2つとも敗北、シングルスでは亜久津仁が出た。
「打球の影しか見えねぇ!」
「俺のテニスはダークサイド…その光る打球で何とかできたか、平等院」
亜久津が倒れ、そのままアマデウスに引きずられコートチェンジ。その時、皇は観客席に越前リョーマが来ていたのを見た。
『!越前リョーマ…』
皇が越前に気を取られている間に亜久津が光る打球を打つ。その後もラリーが1時間ほど続いたり、ポイントの取り合いが続いたが、結果は日本の負けだった。
「っ!」
『あら、起きた?』
「約束どうり、とっとと日本へ帰れ。」
「ああ。言われなくてもな」
「おい!…今大会は、俺たちが必ず世界を取る」
「俺の知ったこっちゃぁ…」
「だが、次の大会は貴様が連覇しろ!」
「…下らねぇ」
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作者名:満天月 | 作成日時:2023年7月14日 19時