キミの為に私は戦う (ページ10)

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第9話ページ10

翌日

はぁ…ライラ先生に言われた通りに来たけど、誰かいないかな？

見たところ、どこも部活はやってなさそう。

多分、神子の大事な練習時間だからって空けといてくれてたんだな…。

私、なんか嫌になってきた。

って、それよりもライラ先生は…。

いたっ！

私は校庭でライラ先生を見つけて、ライラ先生の元へ行く。

「ライラ先生～！」

「来ましたわね。では、早速練習しましょう。では、まずは貴方の力を知るべく、天使術も使っていいので、勝負です！」

「いきなりだな…ほんと。」

私は武器のロッドを構える。

ライラ先生は術を唱える。

まぁ、手加減はするけど神子の力は相当だから、ライラ先生倒れちゃうだろうけど…。

「地を這うけがれし魂に裁きの光を雨と降らせん。安息に眠れ、罪深き者よ。ジャッジメント！」

「なっ…こんな技が…！キャー！」

終わった…。

ぬるゲーじゃあるまいし、神子ってどれだけ力あるの…。

我ながら、凄いと思うわ。

「大丈夫ですか？今、治癒術を…。」

「大丈夫です…。予想以上の力で驚いただけですから…。
それにしても、ほんとに強大な力ですね。神子というのも納得が行きます。」

「でも、所詮『神子として』の力ですから。」

「ですが、それも含めて貴方の力です。そう気を落とさないで。」

「あ、フォローありがとうございます。」

でも、皆そう言ってくれるけどもし、私が世界再生に失敗したらこんな態度取らないだろうな…。

「では、次ですね。貴方の集中力を高める練習をしましょう。
そして、皆さんを見返しましょうね。」

こうして、私とライラ先生の練習が始まった。