キミの為に私は戦う (ページ18)

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第17話ページ18

翌日

学校、行きたくないな…。

なんか、余計な騒ぎ立てられそう…。

って、駄目だよね。

早く行かなきゃ。

リオンが待ってる…。

でも、リオン…なんて反応するかな…。

私、リオンに言ってなかったからなぁ…。

お願いします…。

どうか怒りませんように！

私は制服に着替え、家を出る。

そして、いつもの場所に行く。

そして、待っているとリオンが来た。

リオンは少し悲しげだった。

「あ、お、おはよう…。」

「あ、ああ…。」

「なに？そんな顔して。早く行こう？」

「お前は…何とも思わないのか…。」

「なにが…？」

「だから、お前が神子で死ぬって事だ！」

「なんだ、その事か。ってきり、怒らせちゃったのかと思った。
私なら、大丈夫だよ。
私ね、リオンがいたからこの世界を守りたいって思えるようになったんだよ。
私、リオンが好きだから…。
って、何言ってるんだろ。私…。

でもね、私リオンがいたからこの世界を守りたいって思えるようになったんだよ。
命を犠牲にしてでも、守り抜きたいんだって。

それにね、例え人として一緒にいられなくなったとしても、
私の命で世界が救われて、私の命が世界でいっぱいになるんだよ。
私の命が大地になって、風になって、また別の形でみんなと一緒にいられる。
だから、私は大丈夫。心配してくれて、ありがとね。
さ、行こう？」

伝えられた。
ほんとの気持ち。

最初は告白とかできる勇気でてこなかったけど、簡単に出るものなんだな。

私とリオンは学校に行く。

すると、周りに人だかりができる。

ん…？

「あの人って、凄い弱かった人だよね？
あの噂嘘じゃん。私達、神子様を馬鹿にしてたんだよ？」

「見たか、昨日の技。神子様の華麗な術さばき。すっげぇかっこよかったよな！
あのような方を馬鹿にしてたなんて、俺達が馬鹿だった…。」

「でも、神子様はもう…。」

っていう声が聞こえるけど。

哀れみの声が聞こえてきて、なんか嫌だな。

別に哀れんでほしいわけじゃないのにな…。