キミの為に私は戦う (ページ13)

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第12話ページ13

すると、コレットがこっちに来る。

どうしたんだろ。

私と一緒にいたら、コレットが馬鹿にされちゃうのに。

「A、どうして本気を出さなかったの？今のAなら、天使術を使わずにみんなを倒せてたのに。」

「言われたんだ。本気を出すなって…。」

「いいの？A、これからも悪口言われちゃうよ？」

「いいの。哀れんでいられるよりずっといいから…。」

「A…。」

そうだ、哀れんでほしくない。

「そういえば、コレットはDブロックで勝ったんだよね。もうそろそろ、行った方がいいよ。」

「うん、行ってくるね。」

そして、戦いが始まる。

Aブロック代表はリオン。Bブロックはリッド。
Cブロックはアリーシャ。Dブロックはコレット。
Eブロックはロイド。五人が集まる。

第二回戦は五人で争うバトルロワイヤル。

「では、開始。」

合図が鳴ると、皆は攻撃しあう。

かっこいいな…リオン。

「リオン様ぁ！頑張ってぇ！」

という声が続出。

すごいな、リオン。モテるし、頭いいし、スポーツ万能だし。

私とは正反対。

私は、何もかも普通だし。

やっぱり、リオンって憧れだ。

でも、コレットも負けず劣らずの術さばき。

すごいなぁ…。

で、結局誰が勝ったのかというと。

もちろん、コレットだった。

まぁ、守護天使だから当然なんだろうけど。

「優勝はコレットさんです。ワースト5の人は個人で結果を言います。」

「とりあえず、ワースト1は避けられたな。」

「そうね、絶対ウィンディーさんだよ。」

また、噂されそう。

そして、数日後には私が一番弱いと噂が広まっていた。