新人体操のお姉さん(コミュ障)研修中。【うらみちお兄さん】

６話 ページ7

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『あ、よっ………あ…え…あ………ろし…く………』


とりあえずぺこりと頭を下げる

怖い、怖い、怖すぎる。



「宜しくお願いします〜〜！コミュ障の方ですか〜？

気にしないでくださいね〜〜！僕、よく話しやすいって言われるんで〜！」




『…は、い………で、で……あ、は……

う、裏道さんも…ありがとう、ございます……！…』

では、と言いペコリと頭を下げ全速力で建物から出た。



あの人、……木角さんから少しでも離れられるように。


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走り、走り、走って、家に着いた。

ぜーはーと肩で息をする。



いつの間にか交換されていた

裏道さん、うさおさん、熊谷さん、多田野さん、生照さんのLIME。


全員に《宜しくお願いします！》と送った。

するとうさおさんから早速宜しく〜！と返事が来た。


次々と返事が返ってくる。

５件。



ん……？５件？

もう返ってきたうさおさんに裏道さん、熊谷さん、多田野さん、生照さん…


一人ずつ確認していく。

裏道さん。


《宜しく。》

何とも素朴なものだった。


熊谷さん。


《宜しくお願いします。》

流石熊谷さん、みたいな返事だった。


多田野さん。


《宜しく〜！》

まあ変わらず。


生照さん。


《宜しくお願いします！さゆりさんが………ーー(略)》

まあ、察してた。



そして最後の一件。

《宜しくお願いします！木角です〜！フレンド承認お願いします🥺》



………

顔がさあっと青くなる感覚。


気づけば私はスマホをぶん投げていた。

『あ……』

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