新人体操のお姉さん(コミュ障)研修中。【うらみちお兄さん】

１２話 ページ13

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「あ、あの……詩乃、さん…？」

「えぇ〜〜？なぁにぃ？」




隣に、酔い潰れた詩乃さん。

そして目の前には裏道さん、熊谷さん、兎原さん。



その前に私。

そして兎原さんは……


「う”ぅ〜………おもじろぐなりだいぃ〜……」

なぜか泣きながらお酒を飲み続けている。



因みに私は度が１番低いお酒を一杯だけ。

酔うと迷惑も掛かるしね。



「Aざん………ｸﾞｽｯ…

裏道さんの奢りなのに…飲まなぐでいいんですかぁ…？」



と私のよりも少し度が強いお酒のグラスを私に差し出してくる。

『え……えっと……』


「ちょっと待て。俺が奢るなんて言ってないぞ。」

「いいじゃないすがぁっ…うぅ………」


『………』

私は目の前に置かれたグラスをがっと掴み一気に飲み干す。

「「あ。」」



『う………』

「大丈夫ですか？Aさん、水、要ります？」


熊谷さんが話しかけてくる。

少しぼーっとする。


でも対して度は強くないので酔い潰れはしない…かなぁ


うん…



『……………あ、だ…いじょぶ……。で、す…』

……正直、眠い。


すると視界がぐらっと横になった。

「あ、ちょっAさ……」



『うぅ………』

意識だけは落とさないぞ…意識、だけは……意識…は………

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