【wrwrd】大好きでありたかった。【無能パロ】 (ページ9)

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2人以外に友達がいなかった私はずっとぼっち生活を送っていた。

そうして1人でいるのに慣れてきたころ、
道端で「おーいA！」と呼ばれた。

てか急に名前呼ばれるって…その時はそんな気にしてなかったけどなかなかな恐怖体験じゃね(((

とりあえず、聞いた事のない、しかし懐かしさを感じ安心する声の方に訝しみながら振り向くと、

……そこには、昔よりもっとイケメンになったとんちとグルさんがいた。

変声期をへて、昔に比べ大分低くなった声に最初は驚いたが、冷静を装って話した。

「ど、どうしたの？グルさん」

gr「！…俺たちがわかるのか？」

tn「僕ら大分変わったと思うんやけど……」

はぁ…わかるに決まってるじゃん。
だって2人は____

「私の唯一の友達だからね」

gr＆tn「っ！？」

gr「はぁ…お前ってやつは……っ」

tn「僕ら嫌われたと思ってたんに…」

「？なんか言った？」

gr＆tn「いや別に」

……なんなんだこいつら。

とまあ、こんな風に(グルさんやとんちがどっかいってた時期をへて)再会し、
この後「共に革命を起こさないか？(訳この国滅ぼして新しい国つくろうぜ！)」と言われて承諾…

そして今に至る、というわけだ。(雑)

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tn「……A？」

あっやべ凄いぼーっとしてた(((

ちょっと思い出に浸ってたらトントン様のこと忘れてた…。
これだから私は無能なんだ。

「っすいません、えと、何の話でしたっけ？」

tn「はぁ…もういい。」

「………………」

…ひとらんらん様に引き続き、書記長様の機嫌まで損ねてしまった。
なんてことをしてしまったのだろう……。

そうやって私が自己嫌悪に陥っていると、ふと書記長様が目を逸らしながら呟いた。

tn「っあのさ、」

？なんだろう…

「これからせめて、僕と話す時だけは、……自分のこと無能って言うのやめて、くれへん、、？」

その捨てられた子犬(子豚かもしれないが)のような雰囲気のトントン様に、

「私は無能ですので、その頼みは申し訳ありませんがお断り致します」

……なんて言えるはずもなく…。

「了解、致しました」

しぶしぶそう言った瞬間、書記長様はガタッと椅子から立ち上がり、

tn「ほ、ほんとか！？やっ、やったぞグルさん！！」

gr【よくやったゾトン氏！！】

城に響き渡るくらいの大声で叫んだ。
てかいつのまにインカム繋がってたんだ。