【wrwrd】大好きでありたかった。【無能パロ】 (ページ3)

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「っん……」

ピピピ、ピピピ、という無機質なアラームの音で目が覚める。

今の時間は…午前3時か。
寝坊せずに起きれたようだ。

部屋の中を見回すと書類、書類、書類、と何処を見ても書類しか目に入らない。

「やるしかない、か」

音を立てないように慎重にベッドから降り、とりあえず目を完全に覚ますためシャワーを浴びる。

私の部屋にはトイレ、お風呂がしっかり完備されているので一々部屋の外へ出る必要はない。

が、トイレはあまり問題ないものの、お風呂はお湯がでないため寒い時に暖かいお湯であたたまる…なんてことは出来ない。

水ではなくお湯で疲れた体を癒したいと思ったことがない…わけではないが、仕方ないのだ。
それに、”無能”にはこれくらいが丁度いい。

無能がお風呂に入って癒される必要は無い。
無能にとってお風呂は、ただの目を覚ますための道具に過ぎないのだ。

お風呂に入って数分後、紙が濡れないようにしっかり髪の毛を乾かした後、書類に取り掛かる。

とりあえず提出期限が近いものを探してっと……
あ、あった、これはシャオロン様のもの…かな？

自分の書類と、幹部様方の書類を行う。それが私の仕事だ。

早く書類を終わらせて書記長様に届けるために、1秒も無駄にできない。

必要のないことを考えないようにしながら、無心で書類に取り組んでいく___