スマイル/排除型 ページ6
『続いてのニュースです、○○市連続殺人事件、4人目の被害者です。被害者は______』
｢怖いねえ……｣
ニュースを見ながら溜息をつくと、彼氏のスマイルが頷いた。
｢すぐ近くだもんな…俺らも気をつけよう｣
｢勿論だよ。けど、何かあったら守ってくれる？｣
そう聞くと、彼は素っ気なく、｢当たり前だろ｣と呟く。冷たそうだけど、暖かい。
そんな彼が大好きだ。
そんな会話をした数日後。急にスマイルが｢ちょっと出かけてくる｣と言い出した。
時刻は午後10時。
｢まだ殺人事件の犯人だって捕まってないんだし、危ないよ｣
｢車だから大丈夫、多分1時間くらいで帰るから｣
じゃあ、と出かけて行った彼を、見送ったあと。
残された私は、唐突に不安になって…追いかけたの。自転車で、こっそり。
そうしたら、見ちゃったんだ。
「スマイル……」
そう背中に声をかけたら、ハッとこちらを振り返った。
その手には血塗れたナイフがあって、服にはベッタリと血が付いていて、その向こうには──
｢…しょう、た？｣
私の弟が転がっていた。
｢これ…どういうこと…｣
震える声で尋ねると、彼は｢ごめん｣とただ呟いた。
｢ごめんじゃ分からないよ…ちゃんと説明して…？｣
｢……っ俺、Aが誰かと関わるの、耐えられなくて…
俺の知らないところで何をしてたか考えると、怖くて…
…それで、気がついたら殺してたんだ…。｣
その言葉で気づいた。事件の1人目の被害者、あの人は…
よく通うコンビニの、店員さんだった。
2人目は、確か道を聞いてきた人。
3人目は、仕事の取引先の人で。
4人目は、ずっと昔に付き合っていた人だった。
｢俺……俺、もう無理だ。別れよう。これ以上、Aの大切な人を、殺したくない｣
泣きそうな顔をして言うスマイルは、とても寂しそうに見えた。
私はゆっくり近づいて、そっと抱きしめる。
｢A…？｣
｢別れる必要なんてないよ。…こんなことさせて、ごめんね…｣
彼の顔を見つめる。
｢一緒に逃げよう、誰も私達を知らない場所へ。そうして、2人で暮らそう。｣
ずっと、貴方が大好きだから。どんな貴方でも、大好きだから。
私の為に、ごめんね。
愛してくれて、ありがとう。
____________________________________
ス｢俺…一生Aだけを大切にするよ。約束する。…評価くれたら、嬉しいな。｣
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明石(プロフ) - 推しのぺんちゃんが甘えた！？最高過ぎるんだが！！！、 (2022年10月17日 22時) (
レス) @page39 id: dd20e61401 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ逆転ゲーム - いきなりのコメント失礼します。スマさんの排除型がドストライクです。主様、応援しております。これからも楽しみに待っています。 (2022年3月29日 10時) (レス) @page7 id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
めろん - 猿山先生に穀されるなら本望……いやなんでもないです…… (2022年3月23日 16時) (レス) @page45 id: daa25226d9 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - えと、リクです。あの、だーくぺいんとの監禁おねがいします。あとリアム看守の他者排除型もおねがいします！！ (2022年1月28日 19時) (レス) @page46 id: 5cace45a8c (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ会＠猿山先生は神 - リク：猿山先生→監禁 猿山先生大好きです (2022年1月1日 21時) (レス) @page46 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2021年9月6日 0時
