白ぺ/??? ページ4
真っ白なあの人。綺麗だったあの人。
天使のような、優しいあの人。
『さようなら、A』
そう言って、自分の首にナイフを当てる。
止める声も聞かず、あの人は真っ赤になった。
「____________やだっ!」
飛び起きると、汗をびっしょりとかいていた。
時計を見ると、真夜中の2時。こんな時間に目が覚めるなんて。
先程まで見ていた夢を思い出し、思わず顔を歪める。
あの人…白ペは、私のせいで死んだ。
──2年前
私と白ペは、恋人同士だった。けれど彼の愛は何処かおかしかった。
ずっと私に着いてくるし、私の言った通りにする。
けれど、周りの人の言葉には一切耳を貸さず、私の事だけを見ていた。
私がチラッと呟いたことでも真に受けて行動に移す彼に、私は嫌気がさしていた。
「ねぇ…いい加減、離れてくれない?」
ある時、私は言ってしまったのだ。いつまでもくっつかれて鬱陶しかったから。
「私、もう疲れたよ。鬱陶しいの。」
白ぺは少し悲しそうな顔をしたあと、分かった。と呟いてどこかへ行った。
(やっぱり、こんなことでも聞くんだなぁ…)
たまには彼の願いを言って欲しい。我儘を聞きたい。
モヤモヤしていると、彼がナイフを持って戻ってきた。
「白ペ…?何してるの、ナイフ離して!」
彼は、自分の首にナイフを当てて、微笑んだ。
「さようなら、A
────愛してる。」
次の瞬間、血が辺りに飛び散った。
彼が死んだことで、私を責める人はいなかった。
彼の愛が異常なことを、周りの人々はよく知っていたのだ。
貴方のせいじゃないよ、と何度も言われた。
──いいえ。私のせいで、彼は死んだ。
優しかった彼を、私が殺した。
2年経った今も、こうして夢に出てくる。
私は、忘れてはならない。愛していた、愛されていた彼のことを。
真っ白だった、綺麗なあの人を。
《死んだことで、永遠に記憶に残り続ける。自分のことしか考えられないようにする。
これこそ、究極のヤンデレだとは思いませんか?
彼女は私のことを生涯忘れないでしょう。いいえ、忘れさせません。
何度だって、夢に出てあげます。
私は、彼女を愛しているから。》
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白「ちょっとやり過ぎましたか?評価してくれたら、貴方の望むとおりにしますよ。」
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明石(プロフ) - 推しのぺんちゃんが甘えた!?最高過ぎるんだが!!!、 (2022年10月17日 22時) (レス) @page39 id: dd20e61401 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ逆転ゲーム - いきなりのコメント失礼します。スマさんの排除型がドストライクです。主様、応援しております。これからも楽しみに待っています。 (2022年3月29日 10時) (レス) @page7 id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
めろん - 猿山先生に穀されるなら本望……いやなんでもないです…… (2022年3月23日 16時) (レス) @page45 id: daa25226d9 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - えと、リクです。あの、だーくぺいんとの監禁おねがいします。あとリアム看守の他者排除型もおねがいします!! (2022年1月28日 19時) (レス) @page46 id: 5cace45a8c (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ会@猿山先生は神 - リク:猿山先生→監禁 猿山先生大好きです (2022年1月1日 21時) (レス) @page46 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りり | 作成日時:2021年9月6日 0時