きりやん/過保護型(リク) ページ35
※死ネタ注意
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私の彼氏は過保護だ。私がやること全てに制限をつける。
ハサミを持たない、火を使わない、外に1人で出ない。まるで小さな子供だ。けれど私は成人済み。
きっかけは、私が以前、生死に関わる事故にあったせいだった。(詳細は長くなるので省く。)
そして、彼___きりやんはそれに酷く取り乱して、それから何もさせなくなった。
彼が私のことを大切に思ってくれてるのは分かるし、私もそれは嬉しい。けどね、けど______
｢ストレス溜まるんじゃー！！！｣
さっきも言った通り、彼は私に何もさせない。それどころか外に出るのさえなかなか許してくれない。
きりやんは昼間仕事で居なくなるので、必然的に私ひとりで過ごすことになる。
最初のうちは良かった。それまで結構なブラック企業にいたから。まぁ、事故もそれが原因だったりする。
それで、｢久しぶりの休暇だー｣なんて浮かれていた。天国だと思ったよ。
けどね、軟禁状態って辛いんだわ。
人間、適度に動かなければ駄目だということを身をもって感じた。
なのでA、これから脱走を試みようと思います。
今は13時。きりやんは仕事で留守。
早速、玄関を見に行ってみる。鍵は___閉まってる。内からも外からも。私はどちらの鍵も持ってない。けど、予想済み。
次に窓。全て強化ガラス。はめ込み型で、鍵はついていない。その辺の椅子で叩くと椅子の方にヒビが入る。けど、これも予想済み。
次にベランダ。ここは高層ビルの18階。下に飛び降りるのは現実的ではないだろう。けど、これも予想済み。
そして私はきりやんの部屋に入る。彼の机の引き出しを開け、2枚底の下から銀色に鈍く光る鍵を取りだした。
そう、これが玄関の鍵。なぜ私が知っているかと言うと、きりやんとずーっと一緒にいたから。
彼はバレないようにしてたみたいだけど…ときどき抜けてるところあるからね。
私はそのまま玄関へ向かい、鍵穴に差し込む。カチ、と心地よい音がして、手応えが伝わる。そして扉の取っ手を掴み、ぐいと外に開いた。
久しぶりの外の空気。
肺いっぱいに取り入れるように息を吸う。
そして外に出て、鍵をまたかける。スマホも財布もない。けれど交番の場所は分かる。軟禁される前に、きりやんに散々言われたから。
エレベーターの前に立ち、下に降りるボタンを押す。かくして、私は交番に向かうべく1歩を踏み出した。
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明石(プロフ) - 推しのぺんちゃんが甘えた！？最高過ぎるんだが！！！、 (2022年10月17日 22時) (
レス) @page39 id: dd20e61401 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ逆転ゲーム - いきなりのコメント失礼します。スマさんの排除型がドストライクです。主様、応援しております。これからも楽しみに待っています。 (2022年3月29日 10時) (レス) @page7 id: 257f27a87a (このIDを非表示/違反報告)
めろん - 猿山先生に穀されるなら本望……いやなんでもないです…… (2022年3月23日 16時) (レス) @page45 id: daa25226d9 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - えと、リクです。あの、だーくぺいんとの監禁おねがいします。あとリアム看守の他者排除型もおねがいします！！ (2022年1月28日 19時) (レス) @page46 id: 5cace45a8c (このIDを非表示/違反報告)
ホタテ会＠猿山先生は神 - リク：猿山先生→監禁 猿山先生大好きです (2022年1月1日 21時) (レス) @page46 id: b5934403b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2021年9月6日 0時
