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お兄ちゃんとツバメちゃんのことは多分お兄ちゃんしか知らない。
そしてきっと、お兄ちゃんは私に話さない。
だから考えるのは止めて、私は夕飯作りに集中した。
A「お兄ちゃん、お箸並べて。」
トオル「はぁ?何で俺が…。」
相変わらずなお兄ちゃんの返事に肩を竦める。
A「あとの二人はお客さんでしょ。」
火を止めて、お味噌汁入れおぼんに乗っけるとそれを夏樹に取られた。
夏樹「持ってく。」
イケメン過ぎる夏樹に思わずにやける。
急いでお箸を準備して、私は夏樹の隣に座った。
『いただきます。』
じっとお味噌汁を飲む夏樹を見つめていたら、目が合ってフッと笑われる。
夏樹「好きかも…これ。」
夏樹の言葉にカァーっと頬が熱くなって、両手でパッと隠した。
けど余韻に浸る暇もなく、悪魔の声が遮る。
トオル「早く食べろ。」
A「うるさいなー。片付けるのは私なんだから…少しくらいいいじゃん。」
反抗するとお兄ちゃんは顎で隣にいるツバメちゃんを指した。
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神一(プロフ) - もし可能なら、夏樹が好きになった回想シーンも書いて欲しいです✨ (8月23日 3時) (レス) id: d6e1935a0c (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 続き見たいです…… (2022年3月25日 13時) (レス) @page28 id: 5a3bb64aa8 (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - 続き見たいです! (2020年11月12日 23時) (レス) id: 2a839912d1 (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月10日 21時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
zero(プロフ) - さここまで一気読しました!面白いです!これからも更新頑張ってくださいね♪ (2017年1月14日 20時) (レス) id: 339d450008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉奈 | 作成日時:2017年1月12日 16時