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夏樹「何見てんだ?」
夏樹の部屋のベッドに座ってアルバムを見ていると、夏樹が帰ってきた。
A「アルバム。…小さい頃バカみたいにたくさん写真撮ってて、お兄ちゃんと一緒に写真屋に行ってた。 」
夏樹は私の隣に腰を掛けた。
夏樹「…これ。」
A「兄一人が唯一の肉親だったから。一緒に校長と会ってたの。」
優しいと思ってた自分がバカみたい。
夏樹「あのさ、」
A「伊勢谷…だっけ。」
夏樹「…元プラチナにも会ったことあるのか?」
A「あの事件のこと知った時に一度だけ。」
中学の時、会いに行ったら名前を間違えられた。
元プラチナは、誰一人として覚えてはいなかった。
A「あの時もう諦めてたのかも。」
つぅーっと流れた涙を夏樹が拭う。
夏樹「もう、布団入ろ。」
夏樹の優しさに、心が洗われていく気がした。
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莉奈(プロフ) - 咲凪舞火利さん» すみませんでした。ご指摘ありがとうございます。この先も完結までよろしくお願いします。 (2015年4月27日 17時) (レス) id: 13e5644e06 (このIDを非表示/違反報告)
咲凪舞火利(プロフ) - いつも楽しんで読んでます!あの、beforeの3と4が見れないのですが… (2015年4月27日 16時) (レス) id: c6efc1345a (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - ありがとうございます!もっと良く書けるように頑張ります。 (2015年4月6日 23時) (レス) id: 13e5644e06 (このIDを非表示/違反報告)
明花 - おもしろーい (2015年4月6日 14時) (レス) id: 94c4e51cd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月26日 1時