水色パーカーの少女4【Natsuki.S】

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夏樹「俺に聞くとはいい度胸してんじゃん。」



A「教えてくれたらサンドバッグにでも何でもなるから。」



そう言うと彼は少し考え出した。



夏樹「じゃあ、質問に全部答えろ。」



躊躇うこともせず、私は頷いた。



夏樹「この状況見て、普通気づかねぇ？」



A「私、人付き合い苦手なんで。」



探る能力もないから。



夏樹「気の弱そうな奴じゃなくて何で俺に聞いた？」



A「…他の人じゃ、怯えて答えてくれなそうだったから。」



夏樹「ふーん。間違っちゃいねぇけど。」



先程まで興味無さそうで雑に質問してたのに、彼は真面目な顔をして私をじっと見つめた。



夏樹「何で知りたがるんだ？」



A「私、特サプロジェクトに興味があるの。それが正しいのか間違いなのか、この目で確かめたい。」



私の回答は、半分正解で…半分間違っている。

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