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夏樹「A。」
今日は南にべったり、…なはずだったのに。
夏樹は南に向かって、私と二人になる許可を貰った。
南は、本当は嫌なのに…きっと私のことを考えて二人きりにさせた。
A「何ー、夏樹。そんな真剣な顔しちゃって。」
夏樹「…あの時は悪かった。」
あの時、…私が夏樹のお父さんに会った日。
…夏樹から逃げ出した日。
A「何かあったっけ、私たち。」
夏樹「…。」
A「忘れちゃったのかな、色々あって。玲奈にアメ貰ってこよーっと。」
夏樹は私の嘘に気づいてるでしょ。
なら放っておいて、無視してるって気づいて。
夏樹「じゃあ何で、電話繋がんねぇの?」
A「携帯料金払うの忘れたから今止められてるの。」
夏樹「南の電話には出てるだろ。」
私は今、二枚の壁に覆われている。
一つは気づいてほしい、偽りで。
もう一つは…絶対に気づかれてはいけない。
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莉奈(プロフ) - 杏梨子さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです! (2015年3月20日 19時) (レス) id: 13e5644e06 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨子(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2015年3月20日 17時) (レス) id: 0f01714dcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月17日 0時