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A「夏樹、どうしたの?」
歩くのが早い夏樹に一生懸命着いていく。
私が声をかけるとその足は止まって、夏樹は振り向いた。
夏樹「どういう関係?」
A「何が?」
夏樹「スピーチライター。」
彗のことか、さっき見えてたんだもんなー。
ヤキモチなんて可愛い、夏樹。
A「誰にも言っちゃダメだよ。」
私がそう前置きすると、夏樹の眉間にシワが寄った。
A「お兄ちゃん。」
夏樹「は?」
A「唯一の家族。私、両親いないから。」
そう告げたら夏樹は、はぁ…とため息を吐いた。
夏樹「Aは知ってたんだ。」
A「…軽蔑する?」
夏樹「いや、結局はあの人のおかげでプラチナと特サの壁が消えたんだからいいんじゃね?」
夏樹の言葉が嬉しくて、私はぎゅーっと抱きついた。
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莉奈(プロフ) - 杏梨子さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです! (2015年3月20日 19時) (レス) id: 13e5644e06 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨子(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2015年3月20日 17時) (レス) id: 0f01714dcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月17日 0時