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入学式が終わり、ヒロイン2はハーツラビュルの新入生歓迎パーティーに参加していた。
ヒロイン2の右側には外に跳ねたテラコッタ色を持つ少年、左側には深い青の髪色を持つ少年が座っている。
一つだけ皆の物とは装飾の違う椅子に座る赤髪の少年が、ティーカップを持ち、立ち上がった。
「ハーツラビュルに選ばれた諸君、我がハーツラビュルへようこそ。ボクはリドル・ローズハート、このハーツラビュルの寮長だ。この寮はハートの女王の厳格な精神に基づく寮……ハートの女王の法律を乱すものは……首をはねてあげるから、そのつもりで。では、乾杯」
「「「乾杯！！」」」
乾杯、といってもティーカップをぶつけたりはしない。
皆、高く持ち上げ、リドルが紅茶を一口、口にするとそれに続いた。
「うへー、あのチビこっわ」
「こらっ。そんなこと、思ってても頭に言うんじゃないっ」
「カシラってなに！？ てかお前も思ってんじゃん。なあ、お前もそう思わね？ えーと、ヒロイン2、だっけ」
ハートのスートが左目に描いてある少年は、ヒロイン2にずいっと距離をつめる。
『うん。君たちは？』
「オレはエース。エース・トラッポラ」
「お……僕はデュース・スペードだ。よ、よろしく……」
「なに？ ジュースくんはヒロイン2意識してんの？」
「でゅ、だ！ し、仕方ないだろ。同じ年頃の女の子と話す機会なんてなかったんだから」
ヒロイン2と目が合うたびに、逸らすデュースにヒロイン2はくすりと笑った。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます！お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - やっぱり面白い！素敵な作品をありがとうございます！！他の作品と一緒に頑張ってくださいね！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年7月6日 14時
