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◇
「こらぁ！ 止まれ、そこの毛玉！」
「ぜーったいヤなんだゾ！ この爆発頭！」
「あそこにいるのはヒロイン2か？ そこの2人、猫を止めてくれ！」
『デュース、任せてっ！』
どうやらグリムはエースたちから逃げているらしく、デュースに捕まえるよう頼まれたヒロイン2は笑顔で頷きグリムに向けて手を伸ばす。
「げげっ、ヒロイン2に捕まったらまたモフモフされちまうんだゾ……っ！ ならば……こっちだ！」
『え、ちょ、なんでこっちに……っ！』
「Aナイス！ そのまま捕まえといて！」
捕まえようと伸ばされたヒロイン2の手をすり抜けたグリムは、なにを思ったかAの顔に飛びついた。
グリムに飛びつかれたAの視界は真っ暗になり、エースの声が聞こえたと思うと、身体を何かに抱きしめられた感覚を覚えた。
それと同時にグリムは飛んでいき、視界がクリアになったAの目の前には
『ひっ……！』
至近距離にエースの顔があり、Aは小さく悲鳴をあげた。
Aは理解した。
この頭に触れている手はグリムを捕まえようと伸ばされた手であり、背中に回る腕は自分が倒れないように支えてくれているものなのだと。
「くっそぉ、逃げられたかっ！」
『エ、エース……その、あのっ……』
「校舎の方に走ってったよな。ほら、Aも急ぐぜ！」
『えっ、あ、なんで手繋いで…っ！？ ヒロイン2ちゃん助けてっ！！』
『…………』
繋いだ手を引いて走り始めるエースにAはキャパオーバー寸前。
ヒロイン2に助けを求めるがヒロイン2は親指を立て、可愛らしい笑顔で微笑み返した。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます！お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - やっぱり面白い！素敵な作品をありがとうございます！！他の作品と一緒に頑張ってくださいね！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年7月6日 14時
