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BLUE×大学生 ページ10
「はあ…今日も可愛い」
大学に付属しているここの高校は
大学へと続く道沿いに校舎があるため、
窓際の席から外を覗けば
行き来する大学生が見える。
「おい、西村
授業集中せえ」
担任の先生に頭をこつかれ
「今時そんなんしたら
ハラスメントなりますよー」
頭をさすりながら前を向く。
担任の目を盗んで再び見るも
もちろん、彼女の姿はもうない。
俺が見ていたのは、なんと大学の今年度の
ミスグランプリ、神田Aさん。
俺の想い人だ。
「Aさんっっ！」
『あ、拓哉くん』
「一緒に帰りましょっ」
Aさんの講義と同じ時間に学校が終わる日は
勝手にAさんを待つ。
そんな日々にも慣れてきたのか
彼女も俺を見つけるとすぐに友達と別れて
俺の隣を歩く。
幸せや。
こうやって一緒に帰ってるし
たまに2人で出かけたりもするし
もう
あとは告白するだけ。
…やと俺は思ってた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年2月15日 23時
