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YELLOW×年下彼女 ページ16

『ねえー風雅先輩聞いてください』


「もう聞いた。直接言うてや」



私、神田Aは困っている。



幼馴染で1つ年上の彪太郎が
中学を卒業する時に思い切って告白し、



「ええよ」



とOKをもらい、晴れてカップルになった
私たち。



そう、そのはず。



やけど、もうすぐ1年になる11ヶ月目の2月。




私は彼と一回も

手を繋いだこともハグをしたこともなければ


彼から


好き、と言われたこともない。




一緒に帰ってもこたの世界観で
ちょっと謎な話をしてくるし


遊ぶといっても二人でどちらかの家で
ゲームばかり。



『こたって、好きの意味しってます?』



「俺に聞かんとって」



気になるなら自分で確かめろ、
と言われたけど


これで


いや、好きじゃない
とか

そもそも付き合ってるつもりがない



とか言われるのが怖くてなかなか聞けないでいた。



「A〜帰るで〜」


中等部まで迎えにきてくれるところを見たら
やっぱり私たちは付き合っているんだろう、と思うけど



「でなーとあがー」


会話の内容はただの友だち。



やっぱり、本人に聞いてみたほうがいいんかな。

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作品ジャンル:タレント
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作者名:Runaaaaa | 作成日時:2020年2月15日 23時

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