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「西村くんから受け取ってくださいっっ」
サッカー終わり、
有難いぐらいの人が俺にチョコをくれる。
それを１つずつ受けとり、お礼を言うと
その後ろの方に、Aさんの姿がみえ
俺は驚いて、輪をかき分けてAさんの方に向かう。
「Aさん！？」
『…拓哉くん、やっぱ人気やね。
チョコもいっぱいや』
なんでそんな悲しそうに笑うん？
西畑先生もチョコいっぱいもらってたから？
「でも、好きな人から貰えてないんです」
『…それだけもらってたら
いいんちゃう？』
なんでそんな冷たいこと言うん？
いつものAさんと違う様子に俺は戸惑い、
「あかん、Aさんからのが欲しいんです」
さらっと告白をしてしまった。
あ、と恥ずかしくなり口元を腕で隠すと
『勝手に私が年上好きやと
勘違いしたのに？』
彼女はふふっと笑いながら俺の見つめた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年2月15日 23時
