一度っきりの今、生きてこうな2

照と康二と拓哉と風雅 ページ5

照Side



俺は3歳の時に喘息を患って入退院を繰り返してた
拓哉は8ヶ月の時に背中にバイ菌が入っちゃって耳が聞こえずらくなっちゃった



だけど俺たちは家族6人幸せに暮らしてた



運命が変わったのは3年前のある日



パパが運転する車でママと康二と風雅の4人で近くにお買い物に行ってた



俺は拓哉が行きたくないって言ったからおうちで拓哉とお留守番してたんだ



照母「すぐに帰ってくるからおうちから出たらダメだよ
　 ピンポンがきても出ちゃダメ
　 電話がかかって来ても出ないでね」



ママとお約束をした



すぐ帰ってくるって言ったのに
お買い物に行ったのはお昼すぎだったけど
どんどん暗くなってきちゃって
時計の短い針が7を指してたんだ



でもその時俺は5歳でまだ電話の使い方を知らなかったのとママから「家から出ちゃダメ」って言われてたからどうすることも出来なかった



その時家のインターフォンがなったんだ



ママからは「出ちゃダメ」って言われてたけどインターフォンをのぞいたら警察がいたんだ



怖かったけど出てみた



そうしたら4人が事故にあったって



一瞬嘘かなって思ったけど外にパトカーがあったから信じることにしたんだ



そのままパトカーで4人がいる病院に連れていってもらった

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