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「……いや、すまない。ちょっと動揺してしまってね」
「な、なるほど？」
怪訝そうな顔をしつつも頷く彼女を前に、私は自身の顎に手を当てて、それとなく彼女に探りを入れてみることにした。
今後の私達の立ち回りにも影響してくるからね。ここは慎重に行きたい。
「でも、どうしてそんな急に悟の好みを知りたくなったんだい？以前までの君は、なんというか……少し、悟に怯えていただろう？」
「えっ、気づいていらしたんですか……！ど、どうしよう、もしかして五条先輩にも気づかれてたり……」
「あぁ、いや、悟は気づいてないから大丈夫だよ」
やはり怯えていたのは私の見間違いではなかったのか。
まぁでも実際、彼女が怯えるのも無理はない。
ただでさえ190近くある男が、自分を見下ろしながら無言を貫いているのだ。
普通なら少し怯えるどころかかなり怯えて近づくことさえ躊躇うところである。
しかも内心が荒れ狂っているせいで目つきがやたらときついし、あんなの見られる側からすれば睨まれている以外のなにものでもない。
それなのにAは悟に対してなるべく対応を変えないように気を遣っていた。
なんかもう悟には勿体無い気がしてならないよ。
好きな子を前に一言も話せない無能な友人のことを思い出しながら、私は再度「それで、どうしてだい？」と彼女に問いかけた。
「…………実は私その、一昨日の夜に、五条先輩に怪我の手当てをしてもらったんです。……だからその、お礼がしたいな、と……」
「も、もし余計なお気遣いでしたら言ってください！他の方法を考えますから」と焦ったように付け足すA。
余計なお気遣いというか、寧ろ悟ならAに何をされても泣いて喜びそうなものだが、それは流石に引かれそうなので言わないでおこうと思う。
それよりもまず、今の言葉の中に信じられない事実が混ざっていたのは気のせいだろうか。
「……え、あの悟が？怪我の手当てを？」
「は、はい。少し前まで夏油先輩と一緒に居たので、てっきり知っているのかと」
少し前まで私と一緒に居た？
それも、一昨日の夜？
…………あー、待てよ。思い出してきた。あれか。あの半ば強引に悟をAの部屋まで連れて行ったやつか。
ずっと女子寮の方を気にしていたから何かと思ったら、Aが怪我をしていたことを知っていてソワソワしていたのか。
「……やるね、悟」
「え？」
「気にしないで。こっちの話だから」
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縁儺 - (夏油目線です)悟、流石に夢主に彼氏はないだろう 悟「うっさい！」はいはいそれは誠にすみませんでした五条悟様☆w 悟「ﾁｯ」 (2022年4月28日 18時) (
レス) @page38 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
薄味(プロフ) - Hrmna_119さん» コメントありがとうございます！続きも頑張ります！ (2022年2月13日 11時) (レス) id: aad7259adc (このIDを非表示/違反報告)
Hrmna_119(プロフ) - とっても楽しそうで面白いです！（？）続き待ってま〜す！ (2022年2月11日 23時) (レス) @page28 id: 4e57ef443a (このIDを非表示/違反報告)
薄味(プロフ) - 石川祐希は神☆さん» コメントありがとうございます！キャラ同士のやりとりは私もノリノリで書かせていただいてます（笑）更新頑張ります！ (2022年2月9日 23時) (レス) id: aad7259adc (このIDを非表示/違反報告)
石川祐希は神☆ - コメント失礼します。めっちゃ面白いです！！この話！キャラ同士のやりとりとか…笑 更新頑張ってください! (2022年2月9日 7時) (レス) @page27 id: e905b060a1 (このIDを非表示/違反報告)
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