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「五条。アンタいつまでAに会わないつもり？」
「お、俺だって知りてぇよ！！！」
新入生が来てから早くも数週間が過ぎ、一年の教室には一切近づかなかった五条でも流石に七海と灰原とは顔合わせを済ませた頃、今日も今日とて柱の影に蹲っている白髪を見つけて家入は容赦なく蹴飛ばした。
会う会わないは正直どっちでもいいが、柱の影から遠目に後輩を見ている姿は普通に変質者なのでやめて欲しいと切実に思う家入。
クズとは言えまだ同期から性犯罪者は出したくない。
その一連の流れを傍観していた夏油もまた、重々しい溜息を零した。
「遠目から見るくらいならさっさと会いに行きなよ、邪魔くさい」
「は、はぁ？！むむ、むむむむ無理に決まってんだろ！！！」
適当な提案にもギャーギャー騒ぐ五条を前に、夏油は心底気だるげに小指で眉を掻いた。
五条がこんなにも面倒臭くなっている理由……そんなのは今更言わなくとも分かるだろう。
柱に隠れた彼の視線の先には、自販機の前で同期達と楽しげな会話を交わす一人の女の子の姿。
例の“初恋の相手”＿＿＿二葉Aを前にして、この男はこんなストーカーじみた真似をしているのである。
死んだ顔でタバコを蒸す家入の手には110と打ち込まれた携帯電話。
それを夏油はそっと下に降ろさせた。
私もまだ同期から性犯罪者は出したくない。
「ただ彼女の前に行って挨拶をするだけじゃないか。Aも言っていたよ。"五条先輩ってお忙しいんですね"って。いつまでもそうやって隠れてるつもりかい？」
「はあ？？？なんで傑がAのことAって呼んでんだよ！！」
「そのことは今はどうでも良いだろ！」
「良くねぇし！！！俺にとっては1日限定のスイーツが売り切れてた時くらい一大事だわ！！！！」
「意外と重要度高くないんだな」
「はぁあ？！？そらお前はな！！！」
澄まし顔で五条を煽る家入を咎める気力も無く、全てを諦めた夏油はなにも知らず平和に過ごす後輩達を見て汚れた目を癒したのだった。
「あ！七海くん見て！もう一本当たっちゃった！」
「あ！見て七海！僕ももう一本当たった！」
「分かりましたから二人揃って当たりを私に渡すのはやめてください。自分達で飲めば良いじゃないですか」
「だって七海くん幸薄そうだし」
「ぶっ飛ばしますよ」
「(平和だな……)」
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縁儺 - (夏油目線です)悟、流石に夢主に彼氏はないだろう 悟「うっさい！」はいはいそれは誠にすみませんでした五条悟様☆w 悟「ﾁｯ」 (2022年4月28日 18時) (
レス) @page38 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
薄味(プロフ) - Hrmna_119さん» コメントありがとうございます！続きも頑張ります！ (2022年2月13日 11時) (レス) id: aad7259adc (このIDを非表示/違反報告)
Hrmna_119(プロフ) - とっても楽しそうで面白いです！（？）続き待ってま〜す！ (2022年2月11日 23時) (レス) @page28 id: 4e57ef443a (このIDを非表示/違反報告)
薄味(プロフ) - 石川祐希は神☆さん» コメントありがとうございます！キャラ同士のやりとりは私もノリノリで書かせていただいてます（笑）更新頑張ります！ (2022年2月9日 23時) (レス) id: aad7259adc (このIDを非表示/違反報告)
石川祐希は神☆ - コメント失礼します。めっちゃ面白いです！！この話！キャラ同士のやりとりとか…笑 更新頑張ってください! (2022年2月9日 7時) (レス) @page27 id: e905b060a1 (このIDを非表示/違反報告)
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