【イナアレ】天真爛漫少年と、遊戯。【転生】【男主】

Part.5-4 ページ32

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「では、あなた達の対戦相手と、特訓内容を説明しまーす」


喜んだのもつかの間、監督が早速説明に入る。


「あなた達の次なる対戦相手、それはサッカー界にそびえ立つ要塞、美濃道三中です！」


ででーん。

モニターに美濃道三中の選手データが表示された。

あ、元雷門イレブンの壁山塀吾郎(かべやまへいごろう)くんがいる。

サッカー強化委員がいるなら勝率はかなり厳しくなるけど……。

うん？

負傷中って書いてある。

ほうほう、彼が出ないのならいけそうかな？

あの監督だし、きっとうまくいくだろーね。


「なんかお相撲さんみたいな名前だな！」

「剛陣先輩、それやばいです」


剛陣鉄之助先輩の発言に奥入祐(おくいりひろ)くんが華麗に突っ込んだ。

この二人は特に息ぴったりだよね。

お笑いコンビ組んだら売れそう。

舞台に立っている彼らを想像して、ちょっと笑ってしまった。


「「今なんか変なこと考えただろ(でしょ)」」

『なんでわかったの？！』


すごい、読心術？


後で聞いて見たけど、周りの人たちに漫才みたいって言われるうちに、何と無く自分を見て面白がっている人がわかるようになったらしい。

なにそれ！



やっぱりこの二人はお笑い芸人に向いてると思う。



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