61.*体調不良(BLUE,BLACK・GREEN) ページ46
☆リクエストより
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青side
慎「げほけほっ!!...ふぅ」
朝から咳が止まらない慎太郎。
高校生になって、身体もガッチリしてきたし昔のように喘息を起こすことも少なくなった。
だけど、どんなに大きくなっても心配なものは心配なんだよね。
樹「大丈夫?これ、水」
慎「ありがとっ..けほっけほ..はぁ」
発作ではないみたいなんだけど、どこか調子が悪いみたいだ。
樹「熱っぽい?喉痛い?頭痛いとかある?」
慎「兄ちゃん、落ち着いてって!けほ..大丈夫だよ。ほら、早くしないと遅れちゃうよ?兄ちゃんテスト期間始まったんでしょ!?」
腕時計を見れば、いつもより10分針が進んでいて遅刻寸前。
今日は確か、慎太郎は休みの日だったから..
大丈夫だろう。
樹「うわ!!やべぇ、ちょ、行ってくる!無理すんなよ!」
ドタバタ玄関に向かって猛ダッシュ。
弟の「兄ちゃん、いってらっしゃーい!...ごほ」っていう元気のいい挨拶に混ざる咳に、後ろ髪を引かれながらも、慌ただしく家を飛び出した。
北「お前、遅刻すんのかと思った。ひやひやするわ...」
チャイムがなる1分前に、滑り込みでいつもの席に着席。
これまたいつも通り、個性的な服装の友人が茶化すように話しかけてきた。
樹「な?俺も..ふぅ..遅れるかと」
北「どうしたんだよ?最近調子良かったじゃん、遅刻ほとんどしなくてさぁ」
樹「いや、それがさ....おっと、休み時間な」
丁度教授が入ってきて、俺らのおしゃべりは1回休み。
配られた白い解答用紙が、いやに眩しいというかチカチカしたけれど。
これはきっと、急いできたから酸素が足りないだけだろう。
そう思って、大きく息を吸い込んだ。
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作者名:みかん | 作成日時:2021年2月3日 23時