・ FUTURE ０４６ ページ49
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横峯｢雪村さん、まだ動いちゃダメです！！！｣
沙代｢大丈夫って言ってるでしょ！帰らせてよぉ〜！｣
……また横峯が遊ばれてる。
やだやだ！とじたばたと暴れる雪村さんを抑えるのに精一杯で治療をできる人がいなかったから私を呼んだ、ということか。
なるほど、賢明な判断だ。
藍沢｢肝機能が落ちているから鎮静剤を使いたくない。抑制してくれ。｣
『了解。』
看護師から注射器を渡されて点滴の管に入れようとするけれど暴れるから難しい。
さてどうしようかと頭を悩ませた時ふと雪村さんの動きが止まった。
雪村さんの目線の先を辿ればそこに居たのは、背を向けて通り過ぎようとしていた“雪村さん”だった。
沙代｢ふたばぁ！！！！！また逃げるの？！｣
なんで、そんな言い方をしてしまうの。
どうして、そんな悲しいことをいうの。
怯え肩をすくめる雪村さ…ええいややこしい。この際双葉ちゃんにしよう。
肩をすくめた双葉ちゃんは涙を溜めた瞳でこっちを恐る恐る見た。
沙代｢かっこいいね！！！！フライトナースっていうんだって？家出て正解よ、双葉ちゃん！！！！！｣
雪村｢っ、お母さ、…｣
何がこんなにも彼女を、……彼女らを引き裂いてしまったのだろうか。
お酒を飲むことで逃げることしか出来なかった母親が悪いのだろうか。
全てを諦めて家から逃げるという選択肢を取った双葉ちゃんだろうか。
───────────きっと、どちらでもない。
沙代｢でも、覚えといて！！！！親は一生親なの！！！！！｣
何故だろうか。
“親は一生親”という言葉が頭から離れない。
沙代｢──────────どっちかが死ぬまであんたと私は絶対に切れないんだからね！！！！｣
その言葉に思わず顔を上げると、不意に耕と目が合った。
耕の瞳の中には不安気な私がユラユラと揺れていた。
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彩 - lifesaving完結おめでとうございます。このシリーズが好きなので、ファースト、セカンドと読んでみたいです。 (2018年9月8日 8時) (
レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＹ - 面白くて、いつも見てます！応援してます。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: b0e80ae05c (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - いつも、見てます。 更新頑張ってください。 (2018年9月2日 11時) (レス) id: f2953c6db2 (このIDを非表示/違反報告)
nogi_yw_46(プロフ) - 更新待ってます。 (2018年8月31日 17時) (レス) id: 15f45a167f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 最初から何度も読ませていただきました。 これからも頑張ってくださいね！ (2018年8月28日 15時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年8月22日 15時
