・ FUTURE ０３３ ページ36
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・白石side
Aと藍沢先生が出て行ったのを見て相変わらず胸は傷んで。
……ああもう、なんでだろうか。
もうすぐいなくなるって分かってるからこそ辛いのにこれから2人が同じ道を歩くのだと思ったら余計辛い。
はぁ、とため息をついた時後ろから腕をひかれた。
藤川｢白石、白石、例のアレ、進んでる？｣
なんだ、藤川先生かと思いつつも彼の言う“アレ”の意味を考える。
白石｢え、ええ？！うそ…あれ本気だったの？！｣
藤川｢本気本気！！！当たり前だろ頼むよ！！救命がピンチな時も一緒に乗り越えてきた仲間だろ？｣
な？お願いだよ！お前しかいない！と言われると断れない私の性格を知ってなのか…もう、ずるいなぁ。
白石｢……わかった｣
って頷いたのはいいのだけれども。
緋山｢絶対に嫌！！！！！｣
白石｢お願い！藤川先生が結婚式で冴島さのびっくりさせたいらしいの！！｣
家にて藤川先生に託されたカメラを片手に緋山先生を追いかけ回していた。
緋山｢勘弁してよ、ビデオメッセージなんか寒すぎだよ｣
白石｢綺麗だと思うなぁ、冴島さんのウエディングドレス｣
……本当に、綺麗だと思う。
真っ白のウェディングドレス、絶対に似合うよ。
白石｢ねぇ、みんなで盛り上げてあげようよ！｣
緋山｢冴島やりたがってないでしょ？！｣
……まぁ、それはそうかもしれないけども。って思うのは冴島さんの嫌そうな顔が真っ先に思い浮かんだから。
だとしても、藤川先生の頼みだし……
緋山｢私寄せ書きとかみんなで記念品とかそういうの大嫌い。偽善の塊、お世辞の結晶。｣
白石｢そこまで言わなくても…｣
緋山｢歯の浮く挨拶されて、ついでに親に恥ずかしい生い立ちとか暴露される会の何が楽しいの？｣
白石｢う、…うん｣
緋山｢お祝いなら個人的にするから心のこもったやつを｣
ガコン！と持っていた洋服を乱雑に引越し用のダンボールの中に突っ込んだ緋山先生に構えたカメラを下ろすしか無かった。
……Aみたいに、“メッセージ？分かった、じゃあ耕のやつも撮っておくね”って言ってくれればいいのに。
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彩 - lifesaving完結おめでとうございます。このシリーズが好きなので、ファースト、セカンドと読んでみたいです。 (2018年9月8日 8時) (
レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＹ - 面白くて、いつも見てます！応援してます。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: b0e80ae05c (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - いつも、見てます。 更新頑張ってください。 (2018年9月2日 11時) (レス) id: f2953c6db2 (このIDを非表示/違反報告)
nogi_yw_46(プロフ) - 更新待ってます。 (2018年8月31日 17時) (レス) id: 15f45a167f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 最初から何度も読ませていただきました。 これからも頑張ってくださいね！ (2018年8月28日 15時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年8月22日 15時
