・ FUTURE ０１４ ページ16
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緋山｢挿管とドレナージの用意しといて｣
雪村｢はい。｣
雪村の手付きと言いその場の対応力は以前も早かったが確実にアップしている。
なんて客観的なことを思いつつ搬入口を見ればナイスタイミング。
冴島｢富澤 未知さん、25歳。血圧98-60、脈拍108、サチュレーション90｣
白石｢移します｣
｢｢｢1、2、3！｣｣｣
声をかけあって女性をストレッチャーから初療台へと移す。
緋山｢……白石？｣
ふと白石へ目を移せばどこか落ち込んでいるような沈んでいるような姿。
白石｢ん、？あー、なんでもない。肺挫傷で気道内出血してる。｣
緋山｢……血液吸引して｣
雪村｢？はい、｣
不思議そうにチューブを持つ雪村に冴島が背後から声をかける。
冴島｢こっちはいいわ。向こうの準備して｣
あれ、もう1人患者入ってくるんだっけ？と確認しようと顔をあげれば、冴島の目は赤くなっていた。
緋山｢え、なに、どうしたの？｣
冴島｢……時期に緋山先生もそうなるんじゃないですか？｣
緋山｢……は、？｣
そんな時だった。
搬入口から見知った顔が1人。
『─────────── 白車で戻った。
50代男性、10分前に意識を失った。対光反射と瞳孔不同がみられて頭部から出血あり。
頭部CTと挿管の準備して。』
と、指示があったものの。
藍沢、白石、灰谷、冴島以外のメンバーは手が止まりポカーンと口が空いている。
いやいや、何普通に入ってきちゃってんの。
いやいや、何私の予想当たっちゃってんの。
って言うかそのカッコに戻ったんだ。
って言うかそのカッコやっぱり病院には似合わなさすぎ。
……まじでA？と顔を上げて藍沢を見れば
藍沢｢なんだお前ら、手が止まってるぞ。さっさと動かせ｣
冴島｢藍沢先生とA先生が乗っていた飛行機が一緒だったらしいです｣
緋山｢何、そんな偶然あんの？｣
そこで合流して一緒に処置始めたってこと？なにそれどこまで医療バカ。
そうなると藍沢から香った香水の香りも説明つくし、白石の暗い顔といい、冴島の明るい顔も納得いくわ。
緋山｢で？なんでトロントからの便で戻ってきたわけ？｣
『今はそんなこと話してる時間ない。見てわかんない？忙しいの。手動かして。』
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彩 - lifesaving完結おめでとうございます。このシリーズが好きなので、ファースト、セカンドと読んでみたいです。 (2018年9月8日 8時) (
レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＹ - 面白くて、いつも見てます！応援してます。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: b0e80ae05c (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - いつも、見てます。 更新頑張ってください。 (2018年9月2日 11時) (レス) id: f2953c6db2 (このIDを非表示/違反報告)
nogi_yw_46(プロフ) - 更新待ってます。 (2018年8月31日 17時) (レス) id: 15f45a167f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 最初から何度も読ませていただきました。 これからも頑張ってくださいね！ (2018年8月28日 15時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年8月22日 15時
