・ FUTURE ０１２ ページ14
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白石｢……これ、藍沢先生？｣
藍沢｢ああ。赤はAだ。あいつが提案した。意外と頭きれるんだな。｣
白石｢……そう、｣
藍沢｢なんだ？｣
白石｢いや、…戻ったばっかりなのにごめん。助かる｣
藍沢｢何がだ、当然だろう｣
やっぱりあなたは、Aの事を話す時は表情が変わるのね。と白石は再び自覚した。
けれど今は医者だ。目の前の患者を助けなければ、と肺挫傷の患者を見る。呼吸が苦しそうで肩で息をしている。
白石｢……翔北救命センターの白石です。痛いのは胸だけですか？｣
女性は頷きながら｢い、きが、｣と状態を伝える。
そんな女性のこめかみに傷があるのを見つけ
白石｢ごめんなさい、帽子取りますね｣
ニット帽を取ると白石は言葉を失った。
髪の毛が、ない。何かの病気の治療中なのだろうか。
戸惑った様子の白石を見て女性────
次の瞬間、
未知｢っ、ゴホッ、！！！｣
口から大量の血液が溢れ出た。
その様子を白石は慌てることなくタグに記入し酸素マスクをつける。
近くにいた救急隊員を振り向き伝える。
白石｢気道損傷があるかも。｣
そんな白石の視界に、頭部外傷の患者が乗ったストレッチャーを押し進める藍沢の姿が、その近くで治療を続けるAと藍沢がアイコンタクトをとる姿が見えた。
そんな現実に頬が引き攣るのがわかった。
けど、今はダメ。と自分に言い聞かせて声を張り上げた。
白石｢この患者さんの搬送順位を上げてください！！！｣
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彩 - lifesaving完結おめでとうございます。このシリーズが好きなので、ファースト、セカンドと読んでみたいです。 (2018年9月8日 8時) (
レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＹ - 面白くて、いつも見てます！応援してます。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: b0e80ae05c (このIDを非表示/違反報告)
ムギ - いつも、見てます。 更新頑張ってください。 (2018年9月2日 11時) (レス) id: f2953c6db2 (このIDを非表示/違反報告)
nogi_yw_46(プロフ) - 更新待ってます。 (2018年8月31日 17時) (レス) id: 15f45a167f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 最初から何度も読ませていただきました。 これからも頑張ってくださいね！ (2018年8月28日 15時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年8月22日 15時
