7話 ページ9
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__あと1点。
あと1点で、俺たちが負けて、烏野が勝つんだ。
この状況に、全員の顔が曇る。
まぁ、そんなときに現れるのが
日「出た、大王様…」
国見と交代した及川に、ギャラリーがざわめいた。
及「いくら攻撃力が高くてもさ、その攻撃まで繋げなきゃ 意味ないんだよ」
月島くんを指差した及川。
レシーブ力が弱いところを突くつもりなんだろう。
『性格わっるいなぁ』
及「斉藤ちゃん!聞こえてるから!」
後ろから ふざけた声と共に、キュッ という音。
__来る。
月島くんの腕に弾かれたボールは、ギャラリーの方まで飛んで行った。
狙い通り、なんだろう。
及「もう一本、」
全体的に下がった烏野、そしてラインに寄った月島くん。
けど、それは意味をなさない。
月島くんのもとに一直線に飛んだボール。
コントロール重視のために、威力は下がっている。
やっとのことで上がったボール。よし、崩せた。
『金田一っ!』
チャンスボールから、金田一へ。
ここで決めれば、同点になる。__のに。
金「このチビ…なんで!?」
ほんとよく、“飛ぶ” なぁ。
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作者名:Lie麦マFin | 作成日時:2019年6月8日 16時