２４話 ページ24
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あれから１週間ほど。
前までは２日に１回はくれていた牛沢さんからの連絡も、無い。
代わりにあったのは、レトさんからのお誘いだ。
『待たせてしまってすいません…！』
レ「全然待っとらんよ！行こっか」
ちょっと話があるんよ、と連れてこられたのは、駅前のカフェ。
窓際の席に座ると、早速レトさんは口を開いた。
レ「Aちゃんって、うっしーのこと好きなん？」
その口から出たのは、突拍子もないこと。
いや、内容は合っている。大正解だ。
ただ、今の私にその話題はタブーであって。
あの気まずい空気を思い出すと、苦しい。
『…牛沢さんから、聞いてこいと言われたんですか？』
失礼だと分かっていても、つい聞いてしまった。
レトさんなら、笑って答えてくれると思ったから。
けれど、違った。
レ「俺の意思で聞いとるんよ。俺が、気になったから。チャンスがあるか、知りたかっ
たから」
いつもの優しい笑顔ではなかった。
口角は上がっているけれど、目は悲しそうだった。
その顔は、私の心までを悲しくしてしまうような、そんな顔。
『レ、レトさん…？』
レ「だから、答えてほしい。うっしーのこと、好き？」
泣きそうな顔で聞かれて、小さく首を縦に振った。
レトさんは、そっか、と呟いて席を立つ。
レ「会計はしとくから、ごめんな。先に帰らして」
そう言い残して去っていくレトさんの後ろ姿。
小さく見えてしまって、どうしようもなかった。
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Ｌｉｅ麦マＦｉｎ(プロフ) - コメントありがとうございます！夢主含め、全員が悲しい思いを経験するように意識したので、気付いてくださって嬉しいです^^* (2019年7月27日 21時) (
レス) id: dc36edd03b (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女Ｍ - 全話読ませて頂きました! 3人とも好きな人のために悲しい想いをして、実際に涙がポロリと出てきました^^; とても良いお話でした! ありがとうございました! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 701d3cb7a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｌｉｅ麦マＦｉｎ | 作成日時：2019年2月13日 16時
