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17話 ページ17






キーボードをカタカタと打つ音が部屋に響く。


牛沢さんたちに頼まれた、再販グッズの一つ一つの説明を考えているところだ。


本当は、値段と画像だけでもいいのだけれど。


やっぱり買ってもらった方が嬉しいし、ということで説明付き。


全ての商品分を考えて、牛沢さんたちのOKがもらえれば完了だ。


カタログ画像に関しては、同僚にお願いした。



 『…あ、コーヒー切れてた』



私の眠気覚ましに必要不可欠なコーヒーがないことに気付く。


なるべく早く終わらせたいし、寝てしまいたくない。


近くのコンビニに買いに行くことにした。



コーヒーを物色していると、後ろから声がかかった。



レ「Aさん、久し振りやね」


 『レトルトさん…!家、近いんですか?」



すぐそこ、とレトルトさんが指差した先は、私の住んでるマンション。


私もそこです、と返せば、にっこりと笑って嬉しそうだ。



レ「また会うかもしれんなぁ…というか何買いに来たん?」


 『眠気覚ましのコーヒーです、早めの仕事があるので』



再販のことだというのは、伏せておいた。


自分たちの頼んだ仕事で忙しくさせてる、とレトルトさんが思ってはダメから。



レ「仕事か〜!おつかれさま!けどちゃんと寝ないとアカンよ?」



そう言って、レトルトさんはレジへ向かっていった。


その手にはコーヒー。


あなたも同じじゃないですか、と小さく笑って、また棚へと目を戻した。




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Lie麦マFin(プロフ) - コメントありがとうございます!夢主含め、全員が悲しい思いを経験するように意識したので、気付いてくださって嬉しいです^^* (2019年7月27日 21時) (レス) id: dc36edd03b (このIDを非表示/違反報告)
妄想少女M - 全話読ませて頂きました! 3人とも好きな人のために悲しい想いをして、実際に涙がポロリと出てきました^^; とても良いお話でした! ありがとうございました! (2019年7月27日 21時) (レス) id: 701d3cb7a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lie麦マFin | 作成日時:2019年2月13日 16時

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