万事屋から忍者に強制転職させられた’延長戦【銀魂×NARUTO】

エピローグ【NARUTOの世界】 ページ34

Dランク任務の休憩中にいつものように手帳を開く。








桜｢また読んでるの？｣









｢うん、思い出の小説だから｣









そう言いながら微笑み手帳に目を落とす。









ナ｢ん？なんだこれ｣








声に振り向くとナルトが棒状のもの(スティックシュガー)を手に持って見ていた。









桜｢ナルトどうしたのよ？なにそれ、薬、かしら？｣








ナ｢なんかポーチに入ってた｣









｢あ…｣









その棒状のものに見覚えがあった。









すると、ナルトは徐ろにそれを薬を飲むように口に流し込み、サクラもサスケもカカシも毒だったらどうするのだと驚く。









ナ｢甘っ！！これ砂糖だってばよ｣









いつも通り騒々しいナルトに呆れながらも4人は驚いた。









桜｢ナルト…？｣







サ｢なにいきなり泣いてんだ…｣









涙が次々と出てきて喋ることがままならなかったのだ。









静かに涙を流し続けるナルトに、第七班は戸惑った。









カ｢お前それ本当にただの砂糖だったの？｣









首をしきりに縦にふるナルト。









ナ｢けど、スッゲェ懐かしい、感じがした……俺ってばこんな食べ方したことないのに…｣









手に持った手帳の最後のページに書かれた少し乱雑な文字を思い出し笑みがこぼれる。









｢思い出は心に残って忘れられないものよ｣









【夢は夢、現実は現実。
私たちのことは忘れて過ごせ！！
完結おめでとう】

エピローグ【銀魂の世界】→←133話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す