息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

3話 ページ4

残り時間5秒もないｯ










「みんな逃げろ！！！」








力いっぱい叫び避難を促すと同時に2人を引っ張り走るが
きっと間に合わない。










私は2人を庇うように覆いかぶさろうとしたが、
腕を引かれ熱風とは別の温もりに包まれた。














((＿＿＿＿Aは幸せになってね))


















『ｺﾞﾎｯｹﾎ...、けんじくん…まつだ……？？』













2人の名前を声になりきらない声で呼びながら目を開けると目の前に頭から血を流した松田がいた。
















『ｯ！？まつだｯ、松田しっかりして！！』














痛む身体を無視して、
起き上がろうとしたとき肩から何がか落ちた。












『ｯ、けんじくん！！！？』











振り返るとそこには背中が焼けただれ首元から血を流す研二くんが居た。











『けんじくんｯじんぺえちゃんｯ、2人とも返事をしてｪ！！！』



















目の前に広がるのは炎の赤

血の赤



赤


赤

赤
赤
赤、








呼吸が浅く荒くなっていく。














((_________もう生きていたくないの))



















熱く息苦しい記憶と、冷たくなっていく顔












嫌だ嫌だ嫌だ！！！



















「__かり___し___しろ！____ｯ！！」

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