プロローグ ページ1
小学生の頃父親がいなくなった、母親はだんだん笑顔が減っていった。
ある日家が火事になって、母親が死んだ。
親戚の人の家に預けられた。
近所の人達は私を可哀想だと言う。
腫れ物のように扱われ居心地が良くなかったので外へ逃げて、
公園でひとりベンチに座っていた。
「可哀想だから、遊んであげて?」
ヒソヒソと子供に向かってそういう親の声が耳に届いた。
女の子が駆け寄ってきて遊ぼうといった。
私はヘラりと笑って
『だいじょうぶ』
と断った。
不思議そうな顔をして女の子は親の元へ駆けて行った。
私は眉間と手に力が入るのを感じながら離れていく女の子の後ろ姿を見つめた。
私は、可哀想なんかじゃない____
「いっしょに遊ぼ!
ねぇ、キミの名前はなんていうの?オレははぎわらけんじだよ!」
しばらくして今度は男の子が話しかけてきた。
また、さっきみたいに同じセリフを言ったら、優しく微笑んで言った。
「だいじょうぶじゃない、オレがキミと遊びたいんだ」
母親が死んでから初めて同情じゃない優しさに触れた時だった。
「えっ、え!!ごめんそんなにイヤだった!?」
涙が勝手に溢れてた、さっきみたいに眉間にも手にも力が入っていなかった。
慌てふためく男の子にしゃくりあげながらも首を振ることだけで精一杯だった。
わんわん泣いてる私が泣き止むまで背中を摩ってくれていた。
『わたっし、かわいそなんかじゃないッん!!しぁわせッになるんだもんっ…おかーさんにあいたぃよお』
「ハンカチハンカチ、、あちゃーいれてこなかったんだ…」
あっそうだ、といきなり立ち上がりこちらを振り向いた。
「ほら、お手をどうぞおひめさま?
キミにはこんなかっこいい王子さまがついているのにかわいそうなわけないよ!」
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らいあ(プロフ) - みあさん» 法改正前という設定で見てやってください… (2023年2月19日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - みかんさん» みかんさんコメントありがとうございます!更新頑張ります(ง •̀_•́)ง (2023年2月19日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ボウガン所持は銃刀法違反になるのでやめた方がいいと思います (2023年2月8日 11時) (レス) @page14 id: 044fba28d8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 初めまして!コメント失礼します!めちゃくちゃ好きです…!!!最高すぎます!!!主様のペースで更新頑張ってください!! (2023年2月8日 10時) (レス) @page18 id: c2142a4a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らいあ | 作成日時:2023年1月10日 23時