息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

18話 ページ19

今の音…













血の気が引いていき震えが止まらなかった。














また、また私は何もできない＿＿＿＿














“「…ゼロ」”


















『ｯい、生きてるの？！』










「なんでAと通話が繋がって…」











困惑する諸伏の声に全身の力が抜けていったが冷静を装って口を動かした。















『それは後で説明するから…。
この場にいるのは手を組むべき相手だけ、敵じゃない。この認識はあってる？』

















『ねぇそこのFBI。スコッチを逃がすのは造作もない、って言いましたよね。だったらその場の隠蔽工作は頼みます。戸籍の操作はこちらでやるので証人保護プログラムは必要ないです。』

















まずは諸伏を組織から保護しなければと、手短にこちらの要件を伝えた。



















「ホォー…君たちにはとても強力な助っ人がいたようだな。良いだろう、この場の処理は私たちで引き受けよう。バーボンも手伝ってくれないか」



















「…そんなに簡単に信用していいんですか？携帯端末からの声しか情報がないと言うのに」


















さっきガッツリ「ヒロ」って言っちゃってたのにバーボンとして体裁保とうとしてるのどうなのよ、、、



















「なぁに、君たちの信用している人物なら賭けてみる価値はあると思ってね」

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