25話 ページ25
圭介がさっきの自作自演男を殴り飛ばした。
彼奴がトーマンの、圭介の敵だと瞬時に理解した。
『けいすけっ!』
そちらに気を取られたとき白ジャンパーの男に殴られそうになりそれをギリギリで避けたがなかなかにしつこい野郎だった。
『邪魔なんだよこの粘着ヤロー!』
綺麗な胴回し蹴りがキマった。
「俺は壱番隊副隊長!場地さんを守るためにここにいる!」
でも、千冬じゃあ圭介を殴れず、花垣君が腰にしがみつき行く手を阻む。
そんな彼らの後ろに先程マイキー君を殴っていた人が忍び寄るのが見えた。
あの体制、手元にある光を反射した物はナイフだ。
ヤバいッ圭介が
死んじゃう
『やめろォぉぉおおおおお!!』
脇目も振らず走り込み、脱いだ上着を彼の手元目掛けて覆うように投げた。
圭介も千冬も花垣くんも私と彼の存在に気付いたらしく酷く驚いていた。
「「「A(ちゃん)!?」」」
「A…?なんで……なんで俺の邪魔するの…Aも場地も…俺の敵?」
『っ、一虎くん?』
マイキー君を鉄パイプで殴り、ナイフで圭介を刺そうとした男は一虎君だった。
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作者名:らいあ | 作成日時:2021年10月18日 17時