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19話 ページ19

『ハァハァ、はぁ〜結局なんにも聞き出せなかったぁぁぁああ、、、、』











走りながら頭を抱えた。















「A?」











『あ、マイキー君?』












「どしたの走りながら頭抱えて」

















『いやー、あっと、圭介との喧嘩に負けて、、、』















「…フッ場地とまだ喧嘩したりすんの」
















一瞬嫌な雰囲気がしたけど、すぐに馬鹿にしたように笑いだすマイキー君にムッとした。















『マイキー君だって、未だに!エマによく叱られてるんでしょ?早く起きて〜とかワガママ言うな〜とか』



















「あれはエマが口うるさいだけだし」















今度は口をとがらせ拗ねたようにみせた。


















コロコロ表情が変わるところとかは異母兄妹とはいえ似てるんだなって思った。



















「ま、いいやちょっと付き合ってよ」



















そう言われバイクの後ろに引っ張ってきて強制的に乗せられた。
















何処に行くのか、私の予定や拒否権などの主張はガン無視で、
着いた先は夕焼けが綺麗な海だった。



















チラホラ砂浜に人が居たが、此方を気にする人は1人もいなかった。

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作者名:らいあ | 作成日時:2021年10月18日 17時

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