15話 ページ15
夏休みが終わってしばらくした頃、いつも以上に苛立った様子で家に帰ってきた圭介。
前は何イラついてんだって腹が立って放っておいたんだっけ、
それで後から凄い後悔したんだ。
____エマに圭介の機嫌が悪いことを何気なく話した時に
圭介が東京卍會で内輪もめを起こして謹慎、
そして除名されたことを初めて知ったんだ。
それから暫くして、圭介は東京卍會と敵対するチームとの抗争で死んだ____
『最近何イラついてんだよ圭介』
少しトゲのある言い方になったのは許して欲しい、
此方も部活で疲れて帰ってきて寛いでる時にでかい足音と物音ともに来る奴にイラつくのは変わらないので。
「あ゛?別になんでもねぇ」
『なんでもねぇならなんでもねぇ風に帰ってこいよ』
舌打ちだけ返ってきたのでイラッと来た私は
圭介の首根っこ引っ掴んで団地の公園まで引きずり出した。
「何しやがんだ!A離せやオラ!」
腕を振りほどかれお互いの目が合い逸らさない。
『じゃあ圭介も話せよ!
何があったの?なんでそんなにイラついてんの!?』
「別に関係ねぇだろ」
立ち去ろうとする圭介の腕を掴むと拳が顔目掛けて迫ってきた。
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作者名:らいあ | 作成日時:2021年10月18日 17時