番外編【凡てを識る男の記録】 ページ14
いつものバーで呑んでいると約束をした訳でもないのに男が2人順にやってくる。
いつものことだ、だがあの日は違った。
もう1人、少女が登場した。
その場の誰よりも純粋な眼をしていた、年齢のせいだけではないことを後々知っていくのだがその話はまた今度にしよう。
軽い挨拶を済ませた後少女はジュースを、自分たちは何時ものように酒を煽る。
『ねぇー今日は私もお酒が呑みたいよー、兄さんだって未成年で呑んでるじゃん！私も兄さんも未成年！一緒！』
「駄目ー」
この日の太宰くんは少し子供に、
というより年相応の、少年、基兄に見えた。
「そうか、太宰も未成年だったな、だがAはまだこの味を知らなくていい。お前は酒を飲むには幼すぎる」
『ぶぅー！じゃあ兄さんの歳になったら飲んでもいい！？』
「、、、まぁ、そうだな。その時はちゃんと付き合ってやる」
織田作さん越しに見えた
頭を撫でられている少女の眼はこの酒場に入ってきた時とは別の光を帯びていた。
そんな2人に太宰くんは口を尖らせながら文句をつけた。
「まぁたそーやって織田作はAを甘やかしてぇ！」
「いいじゃないですか、彼女はまだ子供なんですから」
「…そうだな、まだ、子供だ」
彼は最後まで呑み切るように酒を煽った。
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ただの一般人 - マジで面白かったです…。泣きました…。もう皆幸せになってくれ……(切実) (7月4日 0時) (
レス) @page17 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - ハズキさん» ありがとうございます！織田作はかっこいいんです！笑 (2022年5月1日 20時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
ハズキ - めちゃくちゃ面白かったです！織田作カッコイイ！正直言って泣きました。 (2022年4月30日 18時) (レス) @page18 id: 6eb9ddde4a (このIDを非表示/違反報告)
らいあ(プロフ) - リアさん» 読んでくださりありがとうございます！ (2021年12月17日 18時) (レス) id: f70fe2c64f (このIDを非表示/違反報告)
リア - めっちゃ面白かったです！👍 (2021年12月17日 17時) (レス) id: 423d647edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいあ | 作成日時：2021年9月8日 22時
