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「Aちゃんから見たしげってどんなん?」
『いつでもめちゃくちゃでウザ絡みしてきて、鬱陶しくて…。』
お、おう…;
『でも、おってくれな嫌な存在。』
「それは、後輩として?
同じメンバーとして?
それとも、男として?」
『…わからへん。』
「んー…、そっか。。
でも、Aちゃんにとってそれだけしげって大事な存在ってことやんね?」
『うん…。』
「好きになるかもしれんし、ならへんかもしれへん…?」
『わかんない。。
でも、そばにおって欲しい。。』
それはー…、もう…ね?
好きって気持ちなような気がするけど(笑)
自覚はないってことか(笑)
「そっかー(笑)
でも、男として少しでも見てくれる可能性があるなら、しげにも希望はあるんやな(笑)」
『……』
「じゃあさ、しげに対しての気持ちがわかんないなら、わかんないって伝えるのもいいと思うよ。
それが、今の正直なAちゃんの気持ちで、嘘言われるより信じられるもん。
分からんかったら分からんでいいよ。
もしこれからしげのことを好きかもって思えるようになったら、その時はしげに告ればいい。
俺らのことなんか気にする必要ないし、ファンの子らも2人が幸せなら応援してくれると思う。
Aちゃんは、周りのこと気にしすぎるから、1回くらい自分の気持ちに正直になってもいいと思うよ。」
『うん…。
なんか、神ちゃんに相談したらちょっとスッキリした(笑)
ありがとう。』
「どういたしまして(笑)
しげの事やから、晩ご飯置いてくれてると思うし、家で食べる?」
『うん。
ちゃんと、しげと話する。』
「俺いかんで大丈夫?
気まずいならついて行くで?」
『ううん、大丈夫。
1人で帰れる。』
「そっか。
じゃあ、家まで送る!」
『え、いいよ(笑)
歩いて帰れるもん(笑)』
「ええねんええねん!
俺が送りたいねん(笑)
一緒に帰ろ(笑)」
『一緒に帰ろてどういうこと(笑)
…ありがと神ちゃん。』
「どういたしまして(笑)」
ちょっとでも、しげとAちゃんが幸せになれる方法があるなら、それでいい。
幸せになって欲しいから。。
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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月25日 23時