Mission.80 ページ30
Hiyama side
檜｢…きたけど｣
開けた扉の先は、真っ暗な部屋
でも今まで見てきた部屋みたいな異様な雰囲気は感じなくて
ふぅ、と息を吐き出した
作｢遅かったね｣
檜｢多いんだよ敵が｣
作｢
パチッと電気をつける音がして振り返ると
スーツにメガネ、紫のネクタイの作間がふわふわ笑いながら立っていた
竜生達といた時スマホにメッセージを送ってきた張本人、で、俺がここにいる元凶
檜｢なんで俺だけこっち？｣
作｢1回Aちゃんと両親を会わせる為｣
檜｢っ！？｣
作｢そ。1回捕まってもらった｣
"Aちゃんじゃないとあいつら呼び出せないから"
回転式の椅子に座りながら、くるりと回って
ネクタイを外す作間
どうやらここは"幹部の補佐をしてる作間"のための部屋らしい
檜｢大変だな、潜入班も｣
作｢もう慣れっこだよ｣
"ずーっとやってきた事だし"
作｢さ、インカムで上の階にいる人達もこっちに呼んであるね？｣
檜｢あるけど…｣
作｢檜山にここに来てもらった理由は2つ｣
"1つ目は2人の救出の
2つ目は俺の作戦をそっくりそのまま伝えるため"
そう言った彼は腕時計を見て息をついた
…時間が、ないみたいだ
作｢俺はもうちょっとで捕まった2人のところに行く幹部に付き添わなきゃいけない｣
檜｢…俺はどうすればいい｣
作｢この部屋を出たすぐの所にこのフロアと下のフロアの間にある屋根裏みたいな空間に出る扉がある｣
檜｢そこから、2人を助ければいいってこと？｣
作｢そう。でもそのまま連れて逃げたらダメ｣
"Aちゃんの両親のうちどちらか1人はそこで殺しておかないといけないから"
デスクに置いてあったメガネを掛けて、別人モードの作間が言う
作｢上にいる奴らに地下の駐車場に降りるように指示、檜山は2人の救出を見計らって｣
"一番下は地下の駐車場と繋がる。奇襲の混乱に乗じて幹部が駐車場に行くよう誘導するから"
檜｢わかった。そこで仕留める｣
言うが早いか、俺はドアノブに手をかけた
早く、行ってやりたい
作｢…変わんないね｣
檜｢そう？｣
作｢……瑞稀くん、今でも申し訳ないって思ってる｣
檜｢…気にしないでって言っといて｣
あの日はきっと、それが必然だったから
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?(プロフ) - 最初から読ませて頂きました！早く続きが気になって仕方ないです汗汗 更新楽しみにしております！！ (2021年10月29日 23時) (
レス) id: 0b81454158 (このIDを非表示/違反報告)
rirariru(プロフ) - 初めまして！次の更新が待ちきれないです！大変だと思いますが、頑張ってください！ (2021年8月13日 1時) (レス) id: 1ce39f514b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - はじめまして！続きが気になってやばいです笑 ハラハラドキドキしながら読ましてもらってます！更新待ってます！ (2021年7月31日 11時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
薇々(プロフ) - 更新が待ちきれなく最初から読み返してしまいました笑更新楽しみに待ってます:） (2021年5月30日 22時) (レス) id: 712adf8a5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - はじめまして！毎日更新まだかな？！次の展開どうなるんだろうと楽しみにしてます！ (2021年5月28日 1時) (レス) id: a744d204f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーべ | 作成日時：2020年12月2日 22時
