・ ページ39
・
JN 「あっ、起きたあ？」
朝、病室のベッドで目が覚めるとジナがいた。
私は何度も家に帰りな、と言ったんだけど、ジナが泊まる泊まるってきかなくて。
ベッドも二つあるわけじゃないし、ジナは当然のように椅子に座って、寝ている私にもたれながら寝ていた。
申し訳ないなあ。
「おはようジナ、体痛くない？大丈夫？」
私がそう言うとジナは、
JN 「なんでさあ！今一番いたいのはぁ、Aでしょお！僕なんてぇ、へちゃら」
あーー、もうこの彼氏最高すぎやしませんか。
一生大切にします。神様。
ーｺﾝｺﾝ。
『失礼します〜、Aさん、朝食持ってきました』
「あっ、ありがとうございまs…
JN 「ありがとごじゃいます！！！！！」
ジナ…貴方のご飯じゃないでしょ…
ご飯を持ってきてくれた看護師さんは、
元気な彼氏さんですね〜などと言いながら部屋を出て行った。
JN 「僕はあ、Aのホゴシャ！！だからねぇ
しっかりあいさつぅ、しないとぉ」
彼氏、ではなく保護者、かい。
でもこれ…どうやって食べよう。
右利きなのに右手使えないし…
なのにおかゆって。どうやって食べろと？
JN 「おかゆぅじゃん。A食べるのぉ、むずかしくない？」
「うん…きついかも」
するといきなりニコニコしだすジナ。
JN 「ンフフ、じゃあさぁ、僕がぁ、食べさしたげるよぉ、
でもその代わりねえ、
食べさせてぇってぇ、僕に言ってぇ？
あとできればぁ、片手でいいからぁ、プインプインもしてぇ？」
おいおい。この状況楽しんでない？
…でも絶対自分で食べることは出来ない。
「ジナ…食べさせてくれる？」
…恥ずかしいけどお腹空いてるんだもん。しょうがない。
JN 「プインプイン」
「えっ、プインプインはできたら、って言ったじゃん」
JN 「プインプイン…」
ちょっと、そんなしょんぼりした顔しないでよ。
ジナの悲しい顔に耐えられず、
私はキャラに似合わないプインプインをしてしまった。
するとジナの顔がパァッと明るくなる。
JN 「プインプインかわいいねぇ！
はい！あーん！」
切り替えはや。
あーん、なんていつぶりかな。
ちょっと恥ずかしいけど私は素直にジナのもつスプーンを口に入れた。
JN 「フフーン、たのしいねえ！」
おい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱぶりんご(プロフ) - ぐぅにむさん» ごめんなさい、、、さっき下書きの作品を削除しようとしたら誤ってキムソクジンから逃げられない の方のURLをコピーしてしまって、、そっちが消えてしまったんです、、本当にすみません、泣きたいです、、、 (2020年5月11日 21時) (
レス) id: a89b523e44 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - キムソクジンから逃げられないってどこ行っちゃったんですか？ずっとさがしてるけどないんですが、、、、 (2020年5月11日 18時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぶりんご(プロフ) - 飴さん» ありがとうございます！^_^ (2020年5月4日 11時) (レス) id: a89b523e44 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - ほかほかするおはなしです！ (2020年5月3日 8時) (レス) id: a89f62ee0c (このIDを非表示/違反報告)
ぱぶりんご(プロフ) - ちむたんさん» コメントありがとうございます！！こんな作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございます（；＿；） (2020年4月21日 13時) (レス) id: a89b523e44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱぶ | 作成日時：2020年3月28日 1時
