【第五人格】そんなつもりは無かったなんて

10話　なんとなく ページ12

ジョゼ「特に深い意味はなくて…ハンターが好きなAが無常とあまり関わらないのが、少し不思議に思っただけだよ」

エリス「Aはイケメンが好きだもんな！」

ナマエ「そんな純粋な目で言われると浄化されちゃうからやめなさいエリス君」


そんな、子供がお店で『パパが好きな女の子の絵がある〜！』って大声で叫ぶみたいな……ヤバい、自分で言った事なのに考えたら寒気がしてきた()


ジョゼ「あの2人と関わらないのは、何か訳があるのかい？」


おジョゼに他意はないのだろう、キョトンとした顔でこちらを見つめている。
…そう聞かれると、少し悩んでしまうな。最近女子ハンターと絡んでばかりなのもあるし…いやまぁ、本当になんとなくってだけでもないのだけど


ナマエ「これは私が勝手に考えてるだけなんだけど…無常さんっていつも一緒にいるし、他の人とも関わるけど2人だけの世界があるような気がするんだよね」

ジョゼ「…話しかけ辛いってこと？」


う〜ん？いや、そうだけどちょっと違うというか…


ナマエ「個人差はあるだろうけど、誰だって少しは好きな物や人は大切にしたいし、独り占めしたいって思うでしょ？だから、大切な時間を過ごしてるのを邪魔したくは無いから気をつけてるんだけど…」

ホセ「あの2人が一緒にいるのを邪魔したく無いけど、そうすると話しかけられないってことだね」

ナマエ「そうそれ、ホセさんナイス要約…」



最初の頃はノリと勢いでそこまで考えてなかったけど、こうして荘園生活に慣れて見てみると良くないかなぁ…とか思ったりした。無常さんに限らず、エマちゃんとパッパが2人でいる時にも話しかけないようにしてるし


ジョゼ「Aって本当、変なとこで真面目というか…」

ナマエ「そう？私は相手に言われるまで自分のしてる事をどう思われてるか察するのが苦手だから、気をつけ過ぎの方が良いのかなって思うんだけど…頭固すぎるかな」

ジョゼ「ふふ…いやいや、そうじゃないんだ」


おジョゼは私の頭を撫でながら、優しい笑顔で


ジョゼ「そうやって相手に気遣う事ができるのはAの良い所って言いたかったんだよ。あぁそうだ…僕で良かったら構ってあげるよ、君といるのはとても楽しいからさ」


そんなことを言って、部屋から出て行ってしまった


ナマエ「…美顔乱用しすぎじゃない？」

ナワ「Aにトキメキって感情はないのか……」

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